生徒のKさん所有の奥さんのリュート。昨年の夏頃に入手されたので、そろそろ1年近く経ちました。低音は太いガット弦を指頭で弾くのでボヤッとした音になりがちですが、この楽器は比較的輪郭がはっきりしており、また全体の鳴りも中々好調!

表面板にリュート&アーリーギター・ソサエティ・ジャパンより譲り受けた極上のジャーマン・スプルースを用いた事と、奥さんの高い技術力が合わさって良い楽器になったのだと思われます。

ところで「奥さんのリュート」なんていうと「誰の奥さん?」などと勘違いしそうですが、この奥さんとは製作家の奥清秀氏のことです。誰かの奥方ではありませんので、悪しからず・・・。日本にはリュートの製作家がほとんどいらっしゃらないなか、修理・製作の両分野で確かなお仕事をされている奥さんのような方は大変貴重な存在です!今後の活躍に期待大ですね!

あとKさんの楽器ですが、ヤスリでナットに新たな溝を掘って、弦幅を少し広めにしてみるよう薦めてみました。結果、和音の押弦がだいぶ楽になったとの事。ちょっとしたセッティングの調節で、グッと弾き易くなるということもあるのです!

教室 リュート クラシックギター ウクレレ 池袋 蕨 川口 東京 埼玉

極上のスプルース

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メイプルのバック

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弦幅を少々広く