世界を代表するリュート奏者、佐藤豊彦氏による新譜が発売されました。(オリジナルリュート「グライフ」による録音)
1700年前後のウィーンで活躍したリュート奏者にフォーカスした録音ですが、中でもアダム・フランツ・ギンター(Adam Franz Ginter 1671-1706)による組曲「ホ短調」は貴重でしょう。リュート奏者以外にもカストラート(変声期前に去勢をした男性ソプラノ)として活動し、わずか35歳という若さでこの世を去ったギンターによる組曲。奥深く複雑な思いが託された感動的な作品です。youtubeでもアルマンドが視聴できます。