今月24日まで恵比寿三越でフェルメールの展覧会が催されているようで、先日その宣伝番組を拝見しました。フェルメールおたくとしても有名な生物学者福岡伸一氏が今までにない新たなアプローチでフェルメール作品に迫る!といった内容で、なかなか楽しめました!
展覧会のタイトルである「音楽と指紋の謎」ですが、音楽の謎とはニューヨーク、フリック・コレクション所蔵の「中断された音楽の稽古」に描かれている楽譜を最新のデジタル技術を駆使して解読し、その謎に迫るというものでした。
音楽の専門家からのアドバイスをもらうため、福岡氏はリュート奏者の佐藤豊彦宅に訪問されていました。氏はオランダのハーグ王立音楽院リュート科の教授として長らく教鞭をとり、オランダとも縁の深いため適任とされたのでしょう。オリジナルリュート「グライフ」での演奏、ヴォボアム・タイプのバロックギターについてなどお話しされていました。
実際どこまで音楽の謎に迫れたかは正直???ですが、エンターテイメントとしては十分楽しめる内容であったのではないでしょうか。ただフェルメールは「目の前にあるものを、ありのままに描く」というある意味、科学者のようなアプローチで絵を描いていたということを知れたのは収穫でした!
https://www.re-create.gallery/vermeer2018ebisu/