「新しい楽器を新調したい」とおっしゃる生徒さんと色々お話ししていたところ、意外に楽器に用いられる木材についてご存知なかったので少しばかり紹介です。楽器の音色のみならず、値段にも関係してくるので、知っておいて損はないでしょう。

*メープル (密度0.72g/cm³)
メイプル レッスン 音楽教室 リュート クラシックギター ウクレレ 池袋 蕨 川口 東京 埼玉
ヴァイオリンやリュートのボディーによく用いられる材です。エレキギターでも表面板、ネック材として良く見かけます。適度な硬度と弾力性があり、歯切れの良い音が特徴と言われています。また様々な杢目(カーリー、バーズアイ)も目を楽しませてくれます。

*ユウ(密度0.67g/cm³)
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リュートのボディーにしばしば用いられる材です。写真のシェイデッド(縞々)ユウはユウの中でもさらに貴重な材です。イギリスを代表する製作家マイケル・ロウ氏によると「色の明るい部分と暗い部分では比重が異なるので、音にも影響を与えるはずです。ユウは軽いがとても腰が強く、それで作ったリュートは反応の良いメロウな楽器になります。17世紀には非常に愛好された材料。」とのこと。

*中南米ローズウッド (密度0.87~1.10g/cm³)
中南米ローズウッド レッスン 音楽教室 リュート クラシックギター ウクレレ 池袋 蕨 川口 東京 埼玉
高級手工ギター の裏横板やリュート属のボディーなどに用いられる材で、その中でもブラジル産の通称ハカランダは最も高価です。インディアンローズウッドに比べると幾分硬い材なので、より重くて芯のある音になる傾向があります。ハカランダは1992年にワシントン条約に登録されて以降、伐採はもちろんのこと、原木や材料とした製品の輸出入にも制限が掛かっています。

*インディアンローズウッド(密度0.75-0.85g/cm³)
インディアンローズウッド レッスン 音楽教室 リュート クラシックギター ウクレレ 池袋 蕨 川口 東京 埼玉
ギター の裏横板やリュート属のボディーなどに用いられる材です。量産ギターでは合板、高級手工ギターでは単板、というように幅広い価格帯で用いられております。中南米ローズウッドと同種ではありますが、杢目は柾目のものがよく流通しています。和名では紫檀とも呼ばれています。